読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

総てのこと

映画。本。日常。

キャバ客図鑑

こんばんは!だいぶ間隔があいてしまった・・・

 

今回は私の仕事について書いていこうと思います。

 

今はアルバイトとスナックのダブルワーカーとして生計を立てていますが、過去には水商売一本で生活していた時期もあり、私の職歴の中で一番割合が多いのが水商売てな感じになってます。

 

以前働いていたお店はとにかくフリーのお客様を入れる店で、毎夜たくさんの殿方と飲み交わしていました(笑)

 

中には強烈キャラの方もいまして・・・良くも悪くもいい思い出となってますが。今回はそんな方たちを紹介します!

 

 

其の一、バイリンガル

 

フリーで一度着いてから、なぜか指名で来てくれるようになったお客様。

推定50代半ば、仕事不明、住居不明、趣味特技不明。

自分のお客さんなのになんでこんなに情報がないんだって?キャバ嬢失格だって?

 

わかってます・・・けどこのお客さん、解読不能なんです!!!

 

どういう意味かというと、言ってることが何一つ理解できない。聞き取れない。もはや何語かわからない。

 

まず店に入ってくるなり「Hey‼jんcdしdpjdc~」と初っ端から解読不能。ボーイさんを呼ぶときは「Hey!Boy‼」

 

しかしこの解読不能の言語、聞いてると流暢な英語に聞こえる。たまに単語も含まれてる。

最初の頃は本当に英語で話しているもんだと思っていました。この方見た目も少し日本人離れしていて、目はグレーがかっているし、堀が深くて鼻はギリシャ人のように高い、髪はロマンスグレーで。

 

当時の私にはわからなかったんです。それが老いによるものだと。

 

そんな感じで、英語を話すよくわからないお客さまができちゃったよーなんて更衣室でキャストの子と雑談してると、フィリピンハーフのRちゃん(仮)がじゃあ今度ヘルプにつかせてよ!と。留学経験もあり語学堪能なRちゃん。なんて頼もしい!

 

そこで私はボーイさんからお呼びがかかり他の指名のお客様の席で接客していました。

しばらくして店の扉が開く音が聞こえたので目を向けるとそこには例のお客さんの姿が!!思わず向かいの席に着いているRちゃんとアイコンタクトをかわしました。

 

ボーイさんに呼ばれ例のお客さん(以下亀さん)の席に着くと、あいかわらず何を言っているかわからない。しかし私も仕事なので知っている英単語を繋げてなんとか会話しようと試みる。が、亀さんの発する言葉は「Hey」「Cute」「sjんcjvv(聞き取り不能)」のみ。諦めモードに入った私は柚子小町を飲み、適当な相槌でその場をしのぎました。

このままじゃ意思疎通ができなくて私から離れてしまう、意味は分からないけど来店頻度もいいし、お金も使ってくれるから手放すには惜しい・・・亀さんと私の運命はRちゃんが握っている!!そう思ったときボーイさんに呼ばれ私は最初のお客さんのもとへ戻ります。

 

その間のヘルプはRちゃんをつけてもらえるようにボーイさんにお願いして、私は少し遠いところから二人を見守ります。

 

まずRちゃん。

「Hey!!jvぼdvpk~」と英語らしき言語でやけにハイテンションなノリで亀さんの正面に座ります。

亀さんの反応はというと「Hey!hsbfぢhdk~」とこちらも英語(?)で反応。

しかしその後のRちゃんの反応が、

「・・・?私おバカだから日本語でお願い~」

 

あれ?Rちゃん?語学堪能なRちゃん?

 

私の頭の中には「?」がいっぱい。

 

混乱したまま時間は過ぎていき、亀さんの席に戻っても上の空。亀さんは一人で話し続けているし。

 

そんなこんなで亀さんはラストまで居続けてくれて、お会計が足りずにボーイさんに連れられてATMに行きました。(毎回これでした)

 

接客も上の空だった私。さぁ、Rちゃんにあの言葉の意味を説明してもらおうじゃあないかと意気込んで更衣室に飛び込みました。

「ちょっと!あの反応何だったん?」

「あぁ、あの人だめだわー、あんたなに騙されてるのバカじゃん」

 

はい??といいますと?

 

Rちゃんいわく、あの英語らしき言語はでたらめだと。Rちゃんは亀ちゃんの席に着くときに中学生英語レベルの自己紹介をしたそうです。

それを聞いた亀さん、英語らしき言語で応答してきたが、本場の英語を聞いていたRちゃんにも聞き取れない。というか何語?あ、この人適当なこと言ってるだけだ、察したRちゃんは亀さんを傷つけないように「おバカだから日本語でお願い」発言をした、とのこと。

 

ちなみにその後日本語で会話していたらしいが、そもそも亀さんの活舌が悪すぎて日本語すら聞き取れない。

 

というわけでした。ちなみに後日亀さんの前歯がないことが判明しました。

 

亀さんがでたらめ言っていることが分かってからは私も開き直り、亀さんがでたらめ英語を始めると「え?なんて?」「アイム、ジャパニーズ」など対応できるようになりました。(バカ丸出し)亀さんにも変化があり、完全でたらめ語から日本語と英単語をまぜたルー大柴のような話し方になっていきました(笑)

それからは意思疎通が取れるようになって亀さんとも仲良しに。活舌の悪さは相変わらずなので結局大事なことは何も聞き取れませんでしたが。

 

亀さんは、営業しなくても来てくれるし、なんでも飲ませてくれるし、おさわりしないし、会話は困難だけどすごく真摯なお客さんだったなぁと、久しぶりに思い出して懐かしくなりました。

 

いつも大きなリュックを背負っていた亀さん、毎回会計が足りずにATMに行く亀さん、席で私に化粧で遊ばれていた亀さん、その顔のまま帰宅した亀さん、お元気ですか。

 

 

 

こんな感じで個性豊かなお客様のお話も書いていきます。